Tuesday, May 25, 2010


僕らデザイナーにとって、難しいのはシフトする瞬間。
「考える人」から「作る人」に変わり、また「考える人」に戻って見直す。
きっと、この繰り返しでいいものができる。
「考えながら作る」ことと、「作りながら考える」ことは、できてそうで、実は機能していない。
一番の遠回り。僕だけかもしれないけど。


家に帰って、わら半紙をコーヒーで染める。
1日かけて、良い風合いに自然乾燥したものに、アルファベットのスタンプか、活字を押す。
小さくシルクを刷る。昔の活字本をシンナー染めで転写する。
粗雑さが適度で、少し昔のもののようで、今僕が一番「美しい」と思う物に、近いものができる。
10年後はもっと良くなっていると思う。


愛する人、1人を幸せにできない人間が、よくもまぁ「デザイン」なんて言えるよ。
と、自分に皮肉を込めて言いたい。悲しませてばかりだ。


斜めの構図より正面の構図が好きだ。
たとえ立体感や奥行きが出せようと、表情を一番捉えるのは正面だから。
それは人でなくてもそう。


悪い構図でも良い表情(かお)なら、良い写真。
良い構図でも悪い表情(かお)なら、悪い写真。


英語は早い言語だ。話す平均スピードが早い。
情報を伝える面、吸収する面から見ると、英語で考えた方がかなり早く進む。
文法の順番が簡潔な分、英語で考えた方が解決策が見える事がある。
もし、考える平均スピードに差があることを、一生の枠で考えると、世界に差がつけられそうで、恐い。


早く話せることは、早く考えれることと、同義なのかもしれないと思う時がある。